研究プロジェクト
AIへの人格付与・バーチャルリアリティ・バーチャルヒューマンを横断する研究テーマ。
人格を織る — 長期対話で崩れないAI人格の設計
大規模言語モデルに一貫した人格(Persona)を宿し、数週間から数か月にわたる対話でも 価値観や語り口がぶれない仕組みを研究する。人格を「設計する・保つ・測る」ための 枠組みを整え、信頼できる対話エージェントの土台をつくることを目指す。
存在感をはかる — VRにおける実在感の定量化
仮想空間で人が感じる「そこにいる」という実在感(Presence)と身体所有感 (Body Ownership)が、どのような知覚・身体条件から生まれるのかを実験的に検討する。 主観評価に加え生理・行動指標を組み合わせ、体験の質を測る物差しづくりを進める。
共感するバーチャルヒューマン — 表情と視線で寄り添う対話
表情・視線・声の抑揚をリアルタイムに制御し、相手の状態に合わせて振る舞う バーチャルヒューマンを研究する。AI人格(AI Persona)の内面と、外に現れる非言語表現を 一貫させることで、人が「わかってもらえた」と感じられる対話体験を目指す。
AIに宿る自伝的記憶 — 経験を憶えつづける人格
出来事を「自分の経験」として蓄え、時間をかけて参照・更新できる自伝的記憶 (Autobiographical Memory)をAIに持たせる研究。記憶の連続性が人格の一貫性を どこまで支えるのかを、記憶の構造と忘却のモデル化を通じて検討する。
現実と仮想をまたぐ身体 — アバターと自己のあいだ
現実の身体とVR上のアバターを行き来するとき、人の身体図式(Body Schema)や 自己感覚がどう変化するのかを調べる。バーチャルリアリティとバーチャルヒューマンの 境界に立ち、「別の姿になる」体験が認知と行動に及ぼす影響を明らかにする。
思考を委ねる — 研究遂行を担う自律型AIエージェント
文献調査・仮説生成・実験計画・結果の解釈といった研究プロセスを、人間の介在を 最小限に自律的に遂行するAIエージェント群の構成法を研究する。IXCの領域目標 「2045年までに国内の研究者に拠出している資金の半分を削減し、AIに配分する」に 貢献する取り組みとして、研究者が担ってきた複雑な思考タスクの代替可能性を 段階的に検証する。